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市場に気づく瞬間。
普段の日常生活を送っていて、一般の人が市場を意識することはほとんどない。しかし、テレビの経済ニュースなどで登場するアナウンサーやリポーターの背景に、透明の円柱とその上部で回転する環状電光掲示を目にしたことはないだろうか。これは株価の動きや東京市場全体の取引量を表し、電光の色や回転するスピードの緩急によって時時刻々と動く市場の脈動を感じ取ることができる。この特徴的な外観を持つ施設はマーケットセンターといい、東証Arrows、資料館、東証グッズ等販売コーナーを含めて、見学は平日であれば予約する必要なく無料。みなさんが訪れる時には、新規上場のセレモニーやマスコミとおぼしきクルー、外国人観光客の姿を目撃できるかもしれない。
東京市場は世界につながっている。
マーケットセンターの役割は、公正で透明な市場を維持するための、取引時間中に行うリアルタイム監視である。そうした実務的なタスクを担うとともに、マーケットセンターは東証という唯一無二の価値、グローバル市場へのリンケージを象徴するものとして内外にその存在感を発信している。こうした場を通じて株式を初めとするETFなどさまざまな金融商品を取扱い、世界経済の中枢の一角を担っているダイナミズムは、まさに日本経済のただ中にいるような感覚だ。そして、東京市場はシームレスに世界経済と連動しているスケール感もまた、マーケットセンターならではの醍醐味と言えるだろう。